近年の日本社会では、都市部への人口集中、地方の人口減少・少子高齢化などの課題が深刻になり、多くの都市で経済活力の低下、労働人口の不足、厳しい行財政運営など、様々な問題が起こっています。苫小牧市も例外ではなく、人口減少に伴う市税収入の減少、経済規模の縮小、社会保障費や公共施設の更新費の増加など、多くの課題に直面しています。苫小牧市をより発展させていくためには、これらの課題を解決することが必要で、新技術の活用や、官民各種のデータを駆使して各分野におけるマネジメントを高度化する「 苫小牧市スマートシティ構想」の推進が求められ、市民一人一人に寄り添ったサービスを提供していくことが重要と考えます。

　当法人は、デジタルの力を活用しながら「苫小牧スマートシティ構想」をより具体的に推進するプラットフォームとして、市民、企業、行政、教育機関等が連携し、その一端を担うために設立いたします。具体的には、モビリティ、ヘルスケア、食、観光、子育て、インフラ整備、防災、防犯、スポーツ、ビジネス等の苫小牧市における様々な分野の課題解決を図ることを目的とし、以下の取り組みを行います。

• ・スマートシティ関連活動の調査、企画、実施
• ・地域DX 推進に向けた住民参画促進
• ・データ連携基盤の活用推進
• ・デジタル化の恩恵を実感できるサービス展開の推進
• ・他地域との連携及び情報共有、産官学連携の推進
• ・各種補助金申請等
• ・その他目的達成に必要な活動

　これらの取り組みを通じて、市民ニーズと苫小牧市の実情に合ったスマートシティサービスを創出し、市民幸福度の向上、地域課題の解決、民間企業の事業拡大、学術機関の研究・教育推進等を図ることで、誰にとっても暮らしやすく、誰もが郷土愛を持ち幸福でいることができる「人間環境都市苫小牧」の実現を目指します。